卵子提供の問題点

卵子提供を受けても確実に出産につながるとは限らない

日本では十分な法整備が進んでいないため、卵子提供を受けたい人はアメリカに行って施術を受けることが多くなっています。法律や医学学会などの指針が整備されていて、安全な施術方法もアメリカは確立されています。母体が高齢であること、または病気を理由とした不妊であった場合、卵子提供を受けても着床しない場合が多いです。受精卵の移植を受けたら、多くの人はすぐに帰国する点も母体に負担を与えます。施術後3日程度で帰国するのは、アメリカでの治療費や入院費はとても高額で、長期滞在をするためにはかなり資金を準備する必要があるからです。1回の施術費用はおよそ500万円で、提供される卵子の質や医師が名医かどうかでも金額に大きな差が出ます。

自分の卵子でない場合は妊娠後に大量出血しやすい

うまく着床して元気に成長を続けていても突然様態が急変する可能性があり、多くなっているのは子宮から大量出血を起こす症状です。妊娠高血圧症候群になるリスクが、自分の卵子で体外受精を受けた人より卵子提供を受けた人のほうが高くなる傾向があります。さらには早産になる危険性も高く、予定日より1カ月ほど早く生まれることが多いです。卵子提供を受けた人は、日本に帰国してからその旨をかかりつけの産婦人科医に伝えることが大事です。妊娠高血圧症候群になっていないか診察を受けるとともに、早産に備えてもらう必要があります。出産時の胎盤癒着もわずかながら卵子提供を受けている人はリスクが高くなるため、大量出血に備えて輸血の準備をしてもらう必要性もあるでしょう。